グラスフェッドビーフが地球を救う!|東京ビーフカリー

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今回は、環境のためにグラスフェッドビーフという選択をすべき理由を解説いたします。

グレインフェッドビーフ(穀物牛)の飼育に必要な大量の資源と土地

現在、アメリカにおいて「穀物牛(グレインフェッドビーフ)」を育てるために必要な食事(穀物飼料)は、広大な農地で作れています。

短期間で急速に太らせるためには大量の穀物飼料が必要となりますが、その量を作るために使われている土地は、なんと!全米の農地の約半分となる14,900万エーカーとなります!

それだけ大量の土地を使用して、何より効率を求めた飼育方法となっている「グレインフェッドビーフ(穀物牛)」は、土地や水を必要以上に消費するという点からも問題視する声が増えてきています。

グラスフェッドビーフ(牧草牛)は環境に優しい

前述のグレインフェッドビーフ(穀物牛)と異なり、グラスフェッドビーフ(牧草牛)は自然の中で、牧草(自然に生えている草)を食べて育ちます。

そのため、体が大きくなるスピードも自然のスピードで、必要以上に食糧を摂ることもありません。

広大な土地を歩き回ることで牛の蹄(ヒヅメ)によって土は耕され、糞尿は微生物の餌となって土が蘇っていきます。

その結果、牛の食料となる草の栄養価も高くなり、半永久的に再生を繰り返します。

メタンガス論争はグレインフェッドビーフ(穀物牛)に原因がある?

地球温暖化の原因として、「牛のゲップ(メタンガス)」が指摘されることがあります。

確かに、メタンガスには温暖化の要因がありますが、健康な土には大量のメタンガスを保有して消化する能力があります。

効率を求めて不自然なスピードで大量の牛を飼育するグレインフェッドビーフ(穀物牛)の台頭によって自然に消化できなくなってしまったメタンガスが温暖化の原因になっています。

牛肉の需要は高まるばかりなので、生産性を上げることは経済的に重要なことではありますが、地球環境を考えるとグラスフェッドビーフ(牧草牛)を食べることが良いと考えられます。

 

フードロス削減、地球温暖化など、グラスフェッドビーフ(牧草牛)を食べることで貢献できる側面があります。

未来の子どもたちのために、今できることを選択していきたいですね。